昔、今のように市販のお菓子が市場にあふれきっていない頃、お菓子といえば貴重品でした。
野生の果物をとって食べるのが、貴重なおやつだった時代もあり、甘いものや嗜好品をとるのはごくごく限られた瞬間だったのです。
そんな時代に誕生したのが、ポン菓子です。
別名バクダンともいわれていたポン菓子は、お米を専用の機械ではぜさせたもの。
味付けすれば、ふわサクの食感が後を引く、子供にも大人にも好かれるお菓子になるのです。
これを応用して町おこしにしたのが、兵庫県福崎町の農家が開発したもち麦ポン菓子です。
福崎町では、もちむぎが特産品。
かつては雑穀として敬遠されてきたもちむぎですが、最近の健康ブームで注目されています。
ただ、食事に取り入れるのは面倒と思う人も多いのが現状。
そこで、もちむぎをポン菓子にすれば、食べやすいのではないかと開発されたのが、もち麦ポン菓子なのです。
お菓子なのにもち麦ポン菓子の健康効果@腸内環境改善・コレステロール値低下?!
もち麦ポン菓子は、もちむぎが原料なだけあって、食物繊維が豊富です。
食物繊維が豊富ということは、整腸作用があるということ。
これにより、コレステロール値の低下を目指せますから、生活習慣病を気にしている人にはもってこいですね。
もちむぎは、ダイエットにも最適。
健康に美しくやせるために、もち麦ポン菓子を食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
もち麦ポン菓子って美味しい?味や歯ごたえ
もち麦ポン菓子は、ふわふわとサクサクの中間の食感。
市販のポン菓子と同じで、一般的なポン菓子がお米を原料にしているのに対して、もち麦ポン菓子はもち麦を原料にしているのが違いです。
お米のポン菓子よりも、香ばしい風味があるのも特徴の一つ。
もち麦ポン菓子には、砂糖で味をつけたタイプと味付けなしのタイプがあるので、お好みで選べます。
食べ始めるとやめられなくなるシンプルな味ですが、カロリーも低めなので安心。
そのまま食べても、シリアル風にヨーグルトに混ぜてみるなどしてもOKです。
もち麦ポン菓子を使ったアレンジメニュー
もち麦ポン菓子は、そのまま食べてもおいしいのですが、他の料理にアレンジしても使い道が広がります。
例えば。
- ヨーグルトにシリアル風にミックスすると、朝はこれだけでOKなほど栄養満点。
- サラダに、クルトン代わりにトッピングしてみれば、サクサクした食感が全体を引き締めてくれます。
- おみそ汁やスープにもち麦ポン菓子を入れてみると、お麩のような感じになって食べ応えが出てきます。
他にも、様々なアレンジを楽しめるもち麦ポン菓子。
どんどん食生活に取り入れて、ヘルシーな食習慣にしていきましょう。
ただし、低カロリーでヘルシーな食品とはいえ、あまり食べ過ぎるのは禁物です。
穀類ですから、炭水化物も豊富なことは忘れないでおきましょう。
あるあるこんなポン菓子も@健康重視?美味しさ重視?
ポン菓子には、いろいろなバリエーションが登場しているのをご存じでしょうか。
現代の子供でも、駄菓子屋さんで、にんじんと呼ばれるポン菓子が入った商品に親しんできたはず。
素朴なお菓子なのに、時代を超えて引き継がれてきたのには、人気の秘密があるはずです。
白米を原料にするのが基本のポン菓子ですが、他の穀物を使ったポン菓子も注目されています。
例えば、玄米を原料にした玄米ポン菓子や十二雑穀ポン菓子シリアルなども、その一つ。
PON Q PON(ポンキュッポン)
北九州のPON Q PON(ポンキュッポン)などは、大き目のポン菓子で、味付けのバリエーションが豊富なのが大人気。
キャラメルやシナモンシュガー、梅しお、ダブルチーズ、黒こしょう、ホットスパイシー、ビターココアなどの定番品の他、オーダーメイドのポン菓子作成にも応じてくれます。