赤ちゃんを産むなら男の子がいい、女の子がいいと、各家庭で夢を持つことがあるでしょう。
あるいは、家の都合で男の子でなければならない、女の子を望まれているといった事情もあります。
男女の産み分けを自然におこなうのは、難しいものです。そこで最近話題になっているのが、産み分けゼリー。
ここでは、産み分けゼリーのリスクや効果、注意点などについて紹介します。
産み分けゼリーに障害のリスクはある?
産み分けゼリーは、成分を膣内に入れることで男女の性別を産み分けられる環境を目指すものです。
そもそも、産み分けゼリーは医薬品でも医療機器でもなく、ゼリーによって女性の膣内の状況を判断し、男女の染色体をコントロールするためのグッズ。
精子が受精した後に性別を変えることはできませんから、膣内の環境を酸性にするかアルカリ性にするかで男女の産み分けをしやすい環境に整えるという原理です。
産み分けゼリーは、成分的には水をはじめ、コラーゲンや植物エキス、アルギニン(アミノ酸)、クエン酸、ポリアクリル酸ナトリウムなどが配合されています。
これはあくまでも一例ですが、いずれも体内に取り込まれて有害性のある成分ではありません。ポリアクリル酸ナトリウム以外は、サプリメントにもよく使用されている原料としてなじみがあるでしょう。
ポリアクリル酸ナトリウムは、ジェル状にするのに使用される成分です。保湿を主な目的として、化粧品にもよく配合されています。
アルギニンはアミノ酸の一種で、サプリメントにもよく配合されています。産み分けゼリーに配合されることがあるのは、膣内をアルカリ性にするためです。
男の子が欲しいというときに有用な成分で、女の子が欲しいタイプの産み分けゼリーには配合されていない場合もあります。
産み分けゼリーには、国産の製品が何種類も出ています。リスクが高ければ、それほど多くのメーカーから発売されないでしょう。
ただし、海外の産み分けゼリーは日本人の体質に合わない場合もありますから、使用する場合は国産を選ぶことをおすすめします。
産み分けゼリーは障害児が生まれる危険が?
産み分けゼリーを用いると、障害のある子供が生まれてしまうという噂が出ています。心配になって、産み分けゼリーに興味があっても使えないという人もいるのではないでしょうか。
実は、産み分けゼリーで障害児が生まれるという噂に科学的な根拠はありません。
ただ、製品を正しい方法で使用することは重要です。製品ごとの使用法をしっかりチェックして、守るようにしましょう。
近年は、30~40代で子供を授かる人が少なくありません。年齢が高齢になるに従って、流産や障害のある子どもが生まれる確率が高くなるということは医学界からも指摘されています。
このような事実が、産み分けゼリーの誤った噂につながっていることもあるかもしれません。
これまでに、産み分けゼリーの使用によって重篤な副作用が出たり、障碍児が生まれたという報告が1件もないのがよい証拠です。
産み分けゼリーに副作用はある?
産み分けゼリーに、副作用があるのではないかと心配する方もいるでしょう。膣内に入れて使用するゼリーですから、心配になるのも当然です。
ただ、産み分けゼリーは口に入れても安全な成分のみを使用しています。そのため、副作用の心配は基本的にないと考えて大丈夫です。
実際、産婦人科で用いられることがある点にも注目しておくとよいでしょう。
ただ、安全性の高い成分を使用している化粧品やサプリメントでも、人によっては刺激が出ることもあります。
人それぞれの成分との相性もありますから、心配な場合は医師に相談してみることをおすすめします。
産み分けゼリーを使用する注意点!
産み分けゼリーを使用する際には、使用法をしっかり守ることが肝心です。使用法はどれも同じというわけではなく、製品ごとに確認する必要があります。
何か問題が起こるような場合は、正しい使用法を守らなかった場合も多いものです。
産み分けゼリーに関してもいえることですから、製品ごとの使用法は必ず厳守してください。また、使用期限を守って使用することも重要です。
人から譲ってもらった、不思議なほどに安い値段で購入した、メーカーが推奨する正規の販売店で購入しなかった、海外から個人輸入をしたなどの場合、使用期限に心配のあるケースが見られます。
こうした例には限らないこともありますから、使用期限はご使用前に必ず確認するようにしましょう。
もちろん、自分の体質に合わない成分を配合していないかどうかもチェックしてください。
アレルギー体質の方などは、使用すると体調が悪くなるような成分をご存知でしょう。心配な場合は、あらかじめ医師に相談してみる手もあります。
また、万が一、ご使用中に違和感を感じたら、すぐに使用を中止してください。
他のことが原因で体調に異変が生じていたとしても、自分では判断がつきにくいでしょうから産み分けゼリーと相性が悪い可能性も考えておきましょう。