カラダにピース、のスローガンでおなじみのカルピスは、大人から子供まで誰もが知る飲み物です。
大正時代に日本で生まれた乳酸菌飲料が、今でも親しまれているなんてスゴイですね。
当たり前のように飲まれているカルピスですが、乳酸菌入りということから、体への効果やアレルギー反応なども気になります。
上手い割り方やカルピスを使った料理レシピなども含めて、紹介します。
カルピスってそういえば何?
カルピスは、モンゴルの発酵飲料を参考にして日本で開発された乳酸菌飲料です。
脱脂乳を乳酸菌で発酵させ、糖分を加えたところに再び酵母を加えて発酵されています。
生まれたのは大正時代、日本人が開発したカルピスですが、現在では海外にも広く輸出されています。
英語では、カルピスが牛の尿を意味するカウピスと聴こえてしまうこともあるため、カルピコという名称で発売。
ただし、どこの国に行っても、人気は不滅です。
カルピスの乳酸菌@体への効果
乳酸菌飲料というと、健康的なイメージがありますよね。
カルピスも、おいしくて体によさそうと思って飲む人が少なくありません。
カルピスに含まれている乳酸菌は、体にどのような効果を発揮してくれるのでしょうか。
巷では、花粉症、アレルギー性鼻炎、アトピー、美肌、美白、睡眠導入、血圧降下、整腸、便秘改善、更にはインフルエンザにまで効果があるという説もあります。
例えば、カルピス酸乳に含まれている乳酸菌の一種ラクトバチルス・ヘルベティカスCM4株には、フィラグリンという物質を発生させる効果が高いといわれています。
フィラグリンは、肌の水分量や保湿力を高める働きをしています。
カルピスを続けて飲んでいると、ノンレム睡眠が増えるという実験結果も出ているのだとか。
インフルエンザウイルスの低下やナチュラルキラー細胞を活性化させる働きがあることも、カルピス社では研究により突き止めています。
抗ウイルス物質(IgA抗体)を増やすことが出来るカルピスは、気管支炎や副鼻腔炎などにかかりにくくなる期待があります。
花粉症の改善結果も、実験により成果あり。
花粉症のシーズンが来るまでに、カルピスを飲んでおくのはいい案です。
ハウスダストやホコリを含むアレルギー性鼻炎の改善にも、カルピスがおすすめ。
アトピーに対する効果も、報告されているといいます。
腎臓病の予防、血圧降下、動脈硬化の予防、整腸による便秘の改善などにも効果があるというのを知ったら、もうカルピスを飲まない手はありませんね。
カルピスにおすすめの割合いがあるの知ってる?
カルピスの割り方は、味にも影響するので重大です。
市販のカルピスウォーターはカルピス1に対して水5だといいますが、カルピスウォーターは飲みやすく薄めに作られているため、もう少し濃く飲みたいという人もいるでしょう。
巷で、黄金比率といわれているのが、カルピス1に対して水4の割合です。
もちろん、この比率は人の好みにもよるため、いろいろ試したうえで行き着くところに落ち着くのが一番です。
カルピスでもアレルギー反応が出る?!
乳酸菌は体によいとばかりイメージされていますが、カルピスにアレルギー反応を起こす人はいないのでしょうか。
実は、意外な盲点がカルピスにはあります。
それは、カルピスには乳と大豆が含まれているということ。
また、甘みをつけるために麦芽糖が使われており、とうもろこしなどのでんぷんが原料です。
これらのアレルゲンに気を付けておきたい方は、カルピスを避けてくのが賢明です。
カルピスを使ったお料理レシピ
カルピスを使ったお料理というと、ゼリーやプリン、ムースなどの冷たいデザートがすぐに思い浮かびます。
ところが、実はカルピスの原液を使ったお料理には、意外にも食事になるようなレシピがあるのです。
例えば、クリームチーズやマヨネーズとカルピスをミックスしたディップは、野菜やフルーツとの相性バッチリ。
卵にカルピスを混ぜてスクランブルエッグを作ると、まろやかな味の卵料理に仕上がります。
みそラーメンやキムチ鍋を作るときにカルピスを隠し味として加えるのも、味にコクとまろみを出してくれるミソ。
ポテトサラダにカルピスを加えると、ほんのり甘いお子様向けのポテトサラダが完成です。