まくらにこだわると、よく眠れるようになるというのは有名な話。
ですが、それは頭の下に置くまくらのこと。
実は今、腰の下に置くまくらが注目されているのです。
腰まくらは、つらい腰痛や姿勢の悪さを改善してくれるとして話題になっています。
腰まくらの効果や使い方、選び方やおすすめの腰まくらについて紹介します。
腰まくらとは
腰まくらは、腰の下に置くことで睡眠姿勢を整えることを可能にするまくら。
日本人の4人に1人を悩ませているという腰痛は、原因がハッキリしているものが全体の15%ほどしかないと考えられています。
残りは、骨や神経などにハッキリした問題がない原因不明の腰痛だといわれているのです。
最近の研究では、この原因不明の腰痛が睡眠からきているのではないかと見られています。
原因不明の腰痛に苦しんでいる人に、睡眠中の寝返りが少ないことがわかったためです。
睡眠中には通常、寝返りを打つのが健康で自然なことです。
ところが、睡眠中に寝返りを打たない人は、骨や筋肉に体重がかかったままで長時間過ごすことになり、しかも血液やリンパの流れも悪くなってしまいます。
寝返りを打たない原因は、寝具にあることが多い模様。
そこで、自然に寝返りを打てるような対策として考えられたのが、腰まくらです。
腰まくらの効果@腰痛防止や姿勢の整え
腰まくらをして眠ると、寝返りが打ちやすくなります。
寝具はそう簡単に買い替えるわけにはいかず、良い寝具がほしいと思っても我慢して今のままの寝具で寝るしかないとあきらめがち。
そして、寝返りを打ちにくいままで寝ることによって腰痛を悪化させてしまう人も増えているのかもしれません。
腰まくらを置くようにすれば、自然に楽に寝返りを打っているようになります。
もちろん、睡眠中のことですから、無意識にやっていることが多いでしょう。
寝返りを打つようになれば、体重が分散されやすくなるため、腰痛防止をはじめ、姿勢をよくすることも可能になるのです。
腰まくらの使い方
腰まくらで肝心なのは、腰の位置と高さ。
体の湾曲部をサポートしてくれるように置く必要があり、あお向けや横向きになったときに、背中全体と側面全体が寝具にくっつくように腰まくらを置くことです。
腰まくらを介してでよいので、体が浮いたようになってしまわないようにしましょう。
一方、腰まくらの高さは、背骨が寝具に水平になるようにすること。
背骨が立っているときの状態に近づけるには、これが近い状態なのです。
もちろん、いずれの置き方も、寝返りを違和感なく打てるかテストしながら決めてください。
腰まくらはどう選ぶ?自分にあった枕の探し方
腰まくらは、実はバスタオルなどを巻くことでも実践できます。
ですが、毎日バスタオルを巻いて腰まくらにするのでは、高さに微妙な差が出てきてしまう可能性があります。
そこでおすすめなのが、市販の腰まくら。
位置さえ決めれば、いつでも同じ高さで使えて位置がずれにくいのがメリットです。
腰まくらを選ぶときには、つけて寝られるとよいのですが、そうもいかなければ厚みを確認することでどのくらいの高さになるのかを把握しておきましょう。
おすすめ腰まくらはこれ!
ここで、おすすめの腰まくらを紹介します。
ベルメゾン ふんわり腰まくら
ベルメゾンのふんわり腰まくらは、低反発クッションが仕込まれたタイプ。
バンド式になっており、腰まくらがずれてしまう心配なく睡眠できます。
ぴったりフィットしてくれるので、朝まで気持ちよく眠れますよ。
フェリシモ 腰まくら
フェリシモの腰まくらは、置き型タイプ。
適度に反発感のあるウレタンフォームをハニカムメッシュ素材で包んでいるので、汗を吸収しやすくなっています。
裏面にはすべり止めが付いていて、ずれにくくなっているのが便利です。