健康食品と言われているものは身近に様々な種類のものがありますが、その中でも特に優れた効果として公式に認定されているのが、世界五大健康食品です。
世界五大健康食品とは
世界五大健康食品は、2006年3月にアメリカの健康専門誌「ヘルス」が掲載したものです。
それが、日本の大豆、ギリシャのヨーグルト、韓国のキムチ、スペインのオリーブオイル、インドのレンズ豆の5つです。
この5つを世界を代表する健康食品と定め雑誌に掲載したことで、一躍注目を集めました。
なぜこの5つが世界五大健康食品とされたのか?
ヘルスが提示したこの5つの食品は、普段の食生活に取り入れることで健康な体作りができます。実際に、それぞれ特性があり、高い健康効果が期待できます。
また、いずれも国を象徴する食品で、世界五大健康食品と題するのに分かりやすくぴったりです。
このような理由から、5つの食品が世界五大健康食品に選ばれました。
世界五大健康食品をどのくらい食べれば健康?
世界五大健康食品は化学的根拠もある健康食品ですが、大量に食べれば効果が得られるというわけではありません。
それぞれに含まれている栄養素の寮や種類、エネルギーなどをしっかりとチェックし、一日の中で無理のない範囲で、他の食品との栄養バランスに気を付けながら食べましょう。
食品から健康を得るためには継続して食べ続けることが大切です。医薬品のように、短期間で効果が得られる、というものではありません。
世界五大健康食品も同様で、大切なのはどれだけ食べるかではなく、日常的に摂取し続ける習慣を身に付ける、という点です。
日本の世界五大健康食品、納豆の健康効果とは
世界五大健康食品には日本の大豆も指定されています。
大豆は良質なたんぱく質が多く含まれており、体作りの基礎となります。他の豆類に比べ脂質が多く含まれているのが特徴で、別名「畑の肉」とも呼ばれています。
大豆に含有されているたんぱく質は、体の健康に欠かせない必須アミノ酸をバランスよく含んでいます。また、脂質は単なる脂ではなく、コレステロール値を下げるリノール酸が多く含まれています。
この大豆を発酵させたのが納豆です。納豆の健康効果は高く、近年注目されている食品の一つです。
大豆の栄養成分とその効果はもちろん、発酵させることで納豆菌というものが作られます。納豆菌は血栓症を予防し、それに伴う脳梗塞や心筋梗塞といった重篤な病気を予防することが可能です。
更に、免疫力アップの効果もあり、様々な病気を未然に防いだり改善する効果が期待できます。
他国の世界五大健康食品の効果
他国の世界五大健康食品も、高い健康効果が得られます。
ギリシャのヨーグルトは通常のヨーグルトとは異なり、たんぱく質が約2倍含まれています。腸内環境を整える善玉菌を増やす働きがあり、健康な便通、免疫力のアップが期待できます。
韓国のキムチはヨーグルトと同じく乳酸菌が多く含まれており、消化吸収をサポートします。調理過程で加熱することがないので、野菜の栄養素をそのまま摂取することが可能です。
スペインのオリーブ油には、豊富なオレイン酸が含まれています。オレイン酸は活性酸素を除去する働きがあり、悪玉コレステロールを低下させ中性脂肪を改善する効果が期待できます。
インドのレンズ豆は日本ではあまり馴染みのない食品ですが、たんぱく質やビタミンB群、ビタミンE、鉄分が豊富に含まれています。これらの栄養素は貧血改善や老化予防、免疫力アップに効果的です。
世界五大健康食品の効果的な食べ方
世界五大健康食品は日常的に摂取することでその効果が得られます。
ヨーグルトは朝に食べる、油はオリーブ油を積極的に取り入れる、キムチは刺激が多いので無理のない範囲で食べる、大豆は様々な加工食品があるのでそれらを積極的に取り入れるなど、食品ごとに合った食べ方をしましょう。
また、他の食品との栄養バランスも大切です。
豆と世界五大健康食品の組み合わせで効果UP!
納豆の健康効果は高いというのは戦術通りですが、世界五大健康食品と組み合わせることで更に効果がアップします。
まず、納豆とキムチです。納豆には整腸作用のある納豆菌が豊富で、キムチには善玉菌を増やす乳酸菌が多く含まれています。これら2つの栄養素を取り入れることで、高い整腸作用が期待できます。
納豆とオリーブオイルもおすすめの組み合わせです。オリーブオイルは活性酸素を除去する働きがあり、納豆には抗酸化作用があります。
組み合わせることで、体内で増えすぎた活性酸素を自然な形で無理なく減らすことができます。納豆は洋風に調理するとまた違った味わいが楽しめるので、オリーブオイルを使った調理法で美味しく楽しみながら、健康をゲットしましょう。